技術・実績紹介
カムシャフト(燃料を燃焼室内に入れるのと出す為のバルブを動かしています。)
今回は圧縮が無いのでエンジンカムカバーを開けてみると奥のカムシャフトのタペット(バルブの上についています)タペットにはシムが入っておりカムシャフトとタペットの隙間を調整しています。今回はそのシムが擦り減ってしまったことで隙間が大きくなりシムがはずれてしまいました。
カムシャフトにも傷が入っていましたが再使用しました。写真は新しいシムをいれています。
シムがはずれカムにたたかれた為、傷が入り正常時はバルブリフターの下にあるスプリングにより持ち上がりバルブが閉じますが、傷により途中で止まってしまい、バルブが開いた状態になり圧縮がゼロとなっていました。今回は修理費用を抑える為に傷はきれいに削り交換部品は最小限にしました。
今回のような修理でもシリンダヘッド交換となる可能性もあり、新品のシリンダヘッドは約9万、中古でも5万ほどになります。修理の方法により金額も変わります。
塩尻でお車の修理は小林自動車工業㈲にお任せください。