有限
会社

技術・実績紹介

トヨタ パッソO/Dランプ点滅 変速おかしい

走行時にメーター内のO/Dランプが点滅し、変速しなくなることで入庫しました。

まずコンピュータに故障時の異常コードの記憶されているかを点検しましたが、故障コード履歴なしでした。

試運転してみるたしかにO/D点滅、変速異常です。1➡3速変速になり、2速に入らない状態でした。これは、O/Dランプ点滅のため、故障時でも、最低限

走行出来る制御に移行したためです(ヒューエルセーフ)。では故障の原因は?ヒントは、故障コードが残らないこと、ヒューエルセーフに移行したこと、当てはまる故障としては、トルク異常、ノックセンサ異常、吸気管圧力関係、になりセンサー故障であれば、故障コードが残るので、センサーのずれ、メカニカルの故障となります。この車はVVT搭載バルブタイミングを変えることで、エンジン回転に合わせトルクを出すように変化させます。このエンジン回転に合わせた制御がずれなど起こるとトルク不足になる恐れもあります。制御はバルブを動かしエンジンオイルの油圧経路を変え変化させています。エンジンオイルチェックしてみるとよごれています。オイルフィルタ交換するとフィルタの底にスラッジもたまっていました。バルブの方は動いており、問題なさそうなので、最悪エンジン内部のVVTになります。その後数回試運転するとエンジンチェックランプ点灯VVT異常がでました。

ひとまずお客様から予算の関係上このままもう少しのることになりました。

今回のようにエンジンオイル交換を適切にしていないと故障の原因となります。昔の車より精度よく作られて故障も少なくなっていますが、内部は複雑で色々な制御を油圧で行っており、昔の車以上にオイル管理は大切です。